2010-05-03 (Mon) 18:06[
編集 ]

この不景気で広告収入が激減だという新聞社の事情で、絵画の展覧会開催の後援が減ったのか、近くの配達所の抽選にプレゼントが暫くなかった。4月に入って、何種類かのプレゼントの一つとして「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」が載った。第一希望、第二希望ともこのボストン展にして、投函した結果、2枚が当たった。
この招待券は期限付きのもので、連休を逃しては機会を逸すると、憲法記念日に六本木の森アーツセンターギャラリーに家人と出かけた。
事前にネットで調べると、ボストン美術館の16世紀~20世紀の名品のうち、選りすぐりの名画80点が展示とある。レンブラント、コロー、ミレー、マネ、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ピカソ、マティス・・・遠い昔に美術の教科書で見たことがある有名な名前が並んでいる。4月28日には皇太子様も鑑賞したとテレビニュースが報じ、いよいよ期待は大きくなった。
5連休の真ん中で多少の混みようは覚悟をしていたものの、チケット売り場には長い列が出来ている。招待券なのでこの混雑はパスできたものの、森アーツセンターギャラリーのある52階の行きのエレベーターは入場制限をしていて人で溢れている。
ようやく、52階に着いたものの、またまた行列。会場に入ってもなかなか前に進まず、まるでラッシュアワーの電車の様で、耳にかけた音声ガイドのスイッチを押しては、人の頭越しに絵を見、頭と肩の隙間で説明書きを覗く。
モネは好きな画家の一人だが、今回は11点が展示されている。中でも、バラを背景にしたモネの妻子が描かれた作品「アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユ・モネと子ども」は狙いを付けていたもの。体を寄せながら何とか最前列まで辿り着き、原色の絵の具を一つ一つ置いたようなタッチで、優しさを醸し出している作品を間近で見ることが出来た。
また、チケットにも印刷されているゴッホの没年の作品「オーヴェールの家々」も、貧乏性から何が何でも見なくてはと近くに行き、鮮やかな色使いで、強く書かれた屋根などの輪郭、流れるようにうねる筆の特徴を目に焼き付けた。
混雑で、途中で休むことも出来ず、押し出されるようにして会場から出された。立ちっ放しの一時間半に腰は疲れ、どこかに座りたいと急いで昼食場所を探した。レストランフロアはどこかとウロウロし、ようやくヒルサイド一階の「豆金」という中国料理の店に入り一息ついた。
鳥肉を使った中華ソバのメニューが主で、自分は餃子のついた「鳥塩らーめん」を、家人は「鶏煮込みそば」「緑豆入り豆餃子」を注文。しつこくないスープ、たっぷり入ったほぐした鶏肉が美味しかった。餃子もこのウリの店らしいが、これもサッパリ系の味で、あっと言う間に平らげた。
それにしても、今までにこんな混雑の絵画展は経験したことがない。連休に行くほうが悪いと言われればそれまでだが、「国立新美術館で開催されたら、もっとマシだったろうね」というの夫婦の会話も強ち間違いではないかも知れない。
スポンサーサイト
苦も意図あり ( 12-23 )
たけと ( 10-30 )
お~さま ( 05-07 )
倖 ( 05-05 )
お~さん ( 05-05 )
倖 ( 04-22 )
倖 ( 04-20 )
倖 ( 04-19 )
お~さん ( 04-08 )
お~さん ( 04-08 )