2005-11-16 (Wed) 19:58[
編集 ]
今日の昼食は神田神保町の小料理屋「菊水」。『鳥ごぼう飯』850円の張り紙につられて、暖簾をくぐった。昼の定食メニューがいくつもあるが、これはその中の一つで、串かつと茶碗蒸し、味噌汁が付いて来る。ご飯は、鶏肉とゴボウ、それに貝柱を入れてふっくら薄味に炊き込んであり、これだけでも充分にご馳走。カツも揚げたてで、ご飯とともにふうふう言いながら、頂いた。暖かいほうじ茶で締めて、店を出るときには満腹、満足。
岐多岐須(キタキス)、馬蕗(ウマフブキ)、旨蕗(ウマフブキ)、悪実(アクジキまたはゴボウ)、鼠粘(ソネン)、牛菜、牛房・・これは全てゴボウの別名だそうだ。古くは、ゴボウの形が牛の尾に似ている処から、牛房(牛の尾の意味)とも書いたらしい。延喜18年(918年)の深江輔仁著「本草和名」に「悪実(アクジツ)、一名を牛蒡・・」と出ている。この牛蒡の読み、「ごぼう」は中国の呉音から来ているとのことだ。
ゴボウの野生種は欧州北部、シベリア、中国東北部に広く分布しているが、日本では自生していない。日本では庶民の食べ物となったゴボウだが、食用として利用しているのは、日本だけ。中国では薬用として用いられたが、西欧では嫌われていて、捕虜がおかずに出されたゴボウを『木の根を食べさせられた』と訴えたのは有名な話。
料理の代表格キンピラゴボウの語源は、浄瑠璃の主人公・坂田金平から来ているというのはNHKの番組の受け売り。
また、言葉としてマラソンなどで一気に抜く意味として使われる「ごぼう抜き」、その語源には、
1.ごぼうは細くまっすぐ伸びているため、容易に抜くことが出来ることからという説。
2.ごぼうは抜きにくく大変な作業であることから、抜きにくいものを一気に抜くことからとする説。 の二説があるが、前者が一般。
スポンサーサイト
お~さん ( 01-12 )
倖 ( 01-12 )
苦も意図あり ( 12-23 )
たけと ( 10-30 )
お~さま ( 05-07 )
倖 ( 05-05 )
お~さん ( 05-05 )
倖 ( 04-22 )
倖 ( 04-20 )
倖 ( 04-19 )